糸通しノート
2026/06/29
”おばさんおじさん”
糸通しの肖像は誰か。性別はどちらなのか。小学生の間では糸通しのことを“おばさんおじさん”または“おじさんおばさん”と呼ばれているそうだ。あるいは大人の間で「糸通しの顔はおじさんだと思っていた」という話題もある。糸通しの肖像には明らかに女性的な面持ちのものが多く見て取れるので、性別の判別が難しいものも針仕事ということからして基本的には女性ではないかと予想している。月桂冠を戴いているような古代ギリシア風のタイプはプレスが甘いものが多い。それが余計に性別をわからなくしているのだろう。肖像については海外でも取沙汰されている。
2つの説を見たんだけど、どっちが正しいかはっきりとは言えないんだよね。1つ目は、ビクトリア女王が元になってるって説。ビクトリア女王の顔が描かれた針糸通し器がビクトリア時代に人気になったから。2つ目(これはWikipediaにも書いてあるんだけど)は、クレタの王女/ギリシャの女神アリアドネが元になってる可能性もあるって説。でも、なんでそう思うのかは書いてなくて、引用が2つあるだけなんだよね。 「糸通しに刻印されている女性って、誰の事か知ってる人いる?」より
神話によるとミノタウロスを殺そうと迷宮に入ったテセウスを助けるためにアリアドネが糸玉を渡す。これをアリアドネの糸という。その物語に因むのではないかという説だ。
添付の画像一枚目は女性で間違いないと思う。ビクトリア女王を模したのかは不明。二枚目は古代ギリシア風。これを見るだけでは性別を判別するのは私には難しい。普及率が高く、それ故に性別が分からないと話題に上るのか。三枚目は古代の兜姿である。これは男性で良いのではないだろううか。この兜タイプは2026年現在の現行品で中国製雑貨を取り扱う業者から30~100枚単位ほどのロットで市販されている。


